|
|
国際化学オリンピックとは
|
|
|
国際化学オリンピックは1968年に東欧3ヵ国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた高校生の学力試験から発展した、1年に1度開催される「化学」の国際大会です。日本で有名な「数学オリンピック」も同じ3ヵ国から始まりました。 1984年にアメリカ合衆国が参加して以来急激に参加国が増え、今では例年約80ヶ国から300人近い生徒が参加しています。
大会は、通常、毎年7月に約10日間開かれ、 それぞれ5時間に及ぶ実験問題(Experimental
Examination) と筆記問題(Theoretical Examination)が出題され個人戦として競われます。成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られます。
また、大会期間中は試験だけでなくExcursionと呼ばれるプログラムが用意されており、その内容はスポーツやゲームから開催国独自の文化を体験するものまで多岐に渡っている。これらのExcursionを通じて他国の参加者との交流を深めることになります。
なお、日本は2003年に初参加、以来毎年4名の代表生徒が参加し好成績を収めています。(日本代表の成績はこちら) |
|
▲ TOP |
参加するには
|
|
国際化学オリンピックに派遣される各国の代表生徒(4名以内)は、それぞれの国で開かれる何段階かの選考会の成績優秀者から選ばれています。
日本では、オリンピックの前年度に開催される「化学グランプリ」に参加して、高校2年生〜中学3年生の中で上位の成績を挙げるか、日本化学会の支部からの推薦によって代表候補になることができます。(注)
選抜は、毎年1月の筆記試験と3月に実施される選抜合宿で選考を行って、その年の夏に開催される国際化学オリンピックの代表生徒を決定しています。
春の合宿までの間、代表候補は、配布される参考書、過去の大会の問題および開催国からその年の2月頃発表される準備問題集を使って、個々にトレーニングに取り組みます。代表に決定した後には実験問題の訓練合宿を行うなど、大会に備えてさらに実際の試験を想定したレベルアップを目指します。
なお、代表候補者決定から国際化学オリンピックまでの期間を通して、代表候補および代表生徒は、居住地付近の大学・研究所を紹介し、そこの研究者から学習支援を受けることが出来ます。
(注)
「日本化学会の各支部から推薦された者」で、化学グランプリ・オリンピック委員会により認定される代表候補もいます。 |
|
▲ TOP |
開催国
|
|
2000年以降の国際化学オリンピックの開催国一覧です。
以前の開催地については過去の開催地一覧をご覧下さい。 |
|
|
▲ TOP |
規約
|
|
国際化学オリンピックの大会運営全般に関する規約です。 |
国際化学オリンピック大会(IChO)規則 (2008年改定版)
付録A
(A1 生徒をまもるための安全指導)
(A2 主催国向けの安全指針)
付録B
(B1 危険警告記号とその説明−学校で使う試薬に適用)
(B2 R分類とS勧告)
(B3 危険性の表示)
付録C
(C1 参加生徒の全員が既習と考えてよい事項
(C2 準備問題に組み込めば本試験に使える概念と実験スキルの例
付録D
参加生徒の全員が既習と考えてよい化学知識
- ※参考資料 過去の大会規則 (2005年11月18日訂補版)
|
|
▲ TOP |