“国際化学オリンピック” 日本代表が決定!!
〜世界の俊英と競い合えるようさらなる研鑽へ〜

「夢・化学-21」委員会
日本化学会化学教育協議会

2009年4月1日リリース資料


毎年1回、世界中の高校生が集まって化学の実力を競い合う「国際化学オリンピック」。今年7月に行われる第41回イギリス・ケンブリッジ大会に参加する、日本代表生徒がこのほど、最終選抜試験を経て正式に決定いたしました。日本代表に選ばれたのは以下の4名です。

永澤 彩(えいざわ あや) 白陵高等学校 3年
遠藤 健一(えんどう けんいち) 栄光学園高等学校 2年
小澤 直也(おざわ なおや) 駒場東邦高等学校 3年
中條 淳博(なかじょう あつひろ) 東大寺学園高等学校 3年


〔注〕 学年は2009年4月1日現在の学年(新学年)で表示


右から、小澤 直也(おざわ なおや)くん、遠藤 健一(えんどう けんいち)くん、永澤 彩(えいざわ あや)さん、中條 淳博(なかじょう あつひろ)くん。

日本代表生徒の選出は日本化学会化学教育協議会の化学グランプリ・オリンピック委員会が行っています。化学グランプリ・オリンピック委員会では、昨年9月に「全国高校化学グランプリ2008」の成績優秀者20名及び日本化学会化学教育協議会支部から推薦を受けた者2名の計22名を日本代表候補として認定しました(いずれも当時1・2年生)。本年1月6日に第1回選抜試験(筆記)を実施し、22名の中から成績上位者9名を“日本代表最終候補”としました。そして3月26日(木)〜28日(土)に、日本代表最終候補9名が参加する合同合宿を東京農工大学他で行い、実際のオリンピックを想定した4時間におよぶ筆記試験とやはり4時間におよぶ実験試験による最終選抜試験を実施し、成績上位者4名を日本代表として決定しました。

第41回国際化学オリンピック(イギリス・ケンブリッジ大会)は、7月18日(土)から27日(月)まで、イギリスのケンブリッジおよびオックスフォードで開催されます。大会では世界約70カ国から280人ほどの優秀な高校生が一堂に集まり、筆記試験と実験試験で化学の実力を競い合うほか、様々なレクリエーションを通して生徒同士の国際交流を深めていきます。なお、日本代表に選ばれた4人は、大会までの期間、自主トレーニングを継続しながら化学グランプリ・オリンピック委員会の関係者らによる特別指導を受け、さらに研鑽を積んでいきます。4月25日(土)、26日(日)には名古屋工業大学(名古屋市昭和区御器所町)で、実際の実験試験を想定した“実験訓練合宿”が行われる等、今後も様々なトレーニングプログラムが予定されています。


(2009.04.01)