“国際化学オリンピック” 日本代表が決定!!
〜同大会発祥の国ハンガリーにて、メダル獲得をめざしてさらなる訓練へ〜

「夢・化学-21」委員会
日本化学会化学教育協議会

2008年3月31日リリース資料

 
 1968年に、ハンガリーなど3カ国の参加を得てはじめて開催されて以来、毎年1回、世界中の高校生が集まって化学の実力を競い合う「国際化学オリンピック」。今年7月に行われる第40回目のハンガリー・ブダペスト大会に参加する日本代表生徒が、このほど、最終選考試験を経て正式に決定いたしました。日本代表に選ばれたのは以下の4人です。〔注〕 学年は2008年3月31日現在

氏名 高校名 学年
東 星一(あずま せいいち) 灘高等学校 2年
小澤 直也(おざわ なおや) 駒場東邦高等学校 1年
鈴木 裕太(すずき ゆうた) 宮城県仙台第二高等学校 2年
福井 識人(ふくい のりひと) 灘高等学校 2年

 

日本代表生徒の選出にあたっては、昨年の夏休みに行われた「全国高校化学グランプリ2007」で優秀な成績をおさめた1・2年生(2007年度当時)の中から、成績上位22人を“日本代表候補”としました。代表候補は、日本化学会化学教育協議会 化学グランプリ・オリンピック委員会の訓練担当の先生からアドバイスを受けながら、オリンピックへ出場するために自主的に勉強を行ってまいりました。3月27日(木)〜29日(土)に代表候補19人による合同合宿が行われ、その中で、実際のオリンピックを想定した5時間におよぶ筆記試験を実施いたしました。この試験の結果、成績優秀者4人が日本代表として選出されました。

  第40回国際化学オリンピックは、7月12日(土)から21日(月)まで、ハンガリーのブダペストにて開催されます。大会では世界約70カ国から250人ほどの優秀な高校生が一堂に集まり、筆記試験と実験試験で化学の実力を競い合うほか、様々なレクリエーションを通して生徒同士の国際交流を深めていきます。なお、日本代表に選ばれた4人は、大会まで自主トレーニングを継続していくほか、金メダル獲得に向け、4月26日(土)、27日(日)には開成中学校・高等学校(東京都荒川区西日暮里)にて、実際の試験を想定した“実験訓練合宿”を実施する予定です。

◆第40回国際化学オリンピックの主なスケジュール◆  於:ハンガリー・ブダペスト
7月12日(土) ブダペスト到着&参加登録
7月13日(日) 開会式&歓迎会
7月15日(火) 実験試験(5時間)
7月17日(木) 筆記試験(5時間)
7月20日(日) 閉会式(成績発表)
7月21日(月) ブダペスト出発
※上記以外の日は、エクスカーション(遠足等のイベント)やハンガリー文化体験などが行われます。


左から、小澤 直也(おざわ なおや)くん、鈴木 裕太(すずき ゆうた)くん、福井 識人(ふくい のりひと)くん、東 星一(あずま せいいち)くん

(2008.03.31)