高校生による"国際化学オリンピック" 日本代表4名が決定!!
〜韓国・慶山大会(7/2〜11)での金メダル獲得をめざし、訓練を強化〜
 毎年1回、世界中の高校生が集まって化学の実力を競い合う「国際化学オリンピック」。今年7月に開かれる韓国・慶山大会に参加する日本代表生徒がこのほど、最終選考試験を経て正式に決定いたしました。日本代表に選ばれたのは以下の4人です。

今村 麻子(いまむら あさこ) 私立神戸女学院高等学部・3年
田中 成(たなか なる) 私立開成高等学校・2年
永田 利明(ながた としあき) 私立開成高等学校・3年
服部 陽平(はっとり ようへい) 国立筑波大学附属駒場高等学校・3年


日本代表生徒の選出にあたっては、まず、昨年の夏休みに行われた「全国高校化学グランプリ2005」で優秀な成績をおさめた1・2年生(2005年度当時)の中から、成績上位9人を"日本代表候補"としました。代表候補は、日本化学会化学教育協議会グランプリ・オリンピック委員会の訓練担当の先生からアドバイスを受けながら、オリンピックへ出場するために自主的に勉強を行って参りました。そして、去る3月30日(木)〜4月2日(日)に代表候補9人による合同合宿が行われ、最終の2日間、実際のオリンピックを想定したそれぞれ5時間におよぶ筆記試験を実施いたしました。この2回にわたる試験の結果、総合的に判断して成績優秀者4人が日本代表として選出されました。
なお、今村さんと永田君は、昨年の台湾・台北大会に引き続き2度目のオリンピック出場となります。

第38回国際化学オリンピック(韓国・慶山大会)は、7月2日(日)から11日(火)まで、慶山の嶺南大学にて開催されます。大会では世界約60ヵ国から240人ほどの優秀な高校生が一堂に集まり、筆記試験と実験試験で化学の実力を競い合うほか、様々なレクリエーションを通して生徒同士の国際交流を深めていきます。なお、日本代表に選ばれた4人は、大会まで自主トレーニングを継続していくほか、金メダル獲得に向け、4月29日(祝)、30日(日)には私立開成高等学校(東京都荒川区西日暮里)にて、実際の試験を想定した"実験訓練合宿"を実施する予定です。

◆第38回国際化学オリンピックの主なスケジュール◆  於:韓国・慶山
7/2(日) 慶山到着&参加登録
7/3(月) 開会式&歓迎会
7/5(水) 実験試験(5時間)
7/7(金) 筆記試験(5時間)
7/10(月) 閉会式
7/11(火) 慶山出発
※上記以外の日は、エクスカーション(遠足等のイベント)や韓国文化体験などが行われます。

プレスリリース (2004.04.06)

最終選考試験後に関係者全員で記念撮影