採点     大会プログラムに戻る

7月10日(水)に理論問題(引率教員,オブザーバー,ゲストはアムステルダム市内観光)が終了すると,翌日から採点を開始する。解答された答案はコピーをとりフロニンゲンからフリースランド州まで輸送されてきた。朝食を済ませると,各国には答案,採点基準が渡される。同時に,預かっていた携帯電話が返却される。

7月11日朝,採点用の答案と採点基準を配布。
左上;答案の受け取り。右上;受け取りにできる行列,左から台湾,スペイン,トルコ,韓国....と並ぶ。
左下;同時に預けておいた携帯電話も返却される。

 答案を受け取ると各国が採点にとりかかる。食堂やロビーのテーブルを使う国もあれば,各国のバンガローに帰りおこなっているところもある。韓国は食堂のテーブルに陣取り採点を開始した。韓国側の厚意により,われわれに採点の様子を見せてくれ,いろいろ教えてた。採点には通常,それほど長くの時間はかからないそうだが,今回は思いのほか長引いたそうだ。しかし,どの国も午後の1〜2時くらいまでには完了したようだ。

採点をおこなう韓国チーム
 

採点の様子,エジプト・クウェイト連合はアラビア語なので共同戦線(左上),ハンガリー(中上),ロビーのテーブルを陣取る各国(右上),台湾(左下),シンガポール(中下),ニュージーランド(右下)

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得点の調整(Arbitration),7月12日 マルティニプラザ(フロニンゲン市)

 各国の採点と同時に組織委員会側でも独自に採点をおこなっていて,両者の食い違いを,交渉により調整する(Arbitration)。調整の交渉は,1グループが13カ国からなる5つのグループに分かれ,約2時間のよていで日程が組まれている。フロニンゲン市に戻っておこなわれるために,一番早い8時開始のグループは早朝にバスでフリースランドを出発している。われわれは,午後2時からの第4グループに同行することになり朝の9時にバスでフリースランドを離れた。


Arbitration のグループ分け;全13問題ごとの担当者のテーブルを回って得点交渉をするため,一つのグループが13カ国から構成されている。

 第4グループのArbitration は予定通り午後2時から,マルティニプラザの会議室で始まった。部屋には13のテーブルにそれぞれ,2〜3名の出題担当者が座っている。(実験問題の3問,理論問題の各小問ごとの10問で合計13となる)


 

 各国は,それぞれのテーブルを回り,該当する問題部分の得点を自国側と組織委員会側の採点それぞれを付き合わせる。テーブルに着くと,メンターと出題担当者が握手をして着席する。出題側が生徒の得点を読み上げ,メンターはその得点を確認する。得点が一致しなかった時には,互いに答案を取り出して一致しない部分を捜し出し,出題者が減点の理由を説明する。大部分は出題者側の勝利に終わるが,時として得点アップを勝ち取れることもある。いくら解答の形式が言語の相違によらないように出題が工夫されていても,それぞれの国の習慣などもあり,出題者側の採点は悩みの種であったようだ。また,メンターによる自己採点のほうが出題者側の出した得点よりも低かった場合には,修正をおこなわないのが常のようである。

 この Arbitration により最終的に各生徒の得点が確定し,このデータを基に集計がおこなわれ順位の決定,メダルの分配が当日夜におこなわれる最終ミーティングで議論される。

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